サマリーポケットは、荷物を箱に入れて送るだけで、月額数百円から使える宅配収納サービスです。
とても手軽ですが、計画を立てずに預けてしまうと「思ったより高くなってしまった」と感じることがあります。
失敗しないために気を付ける点は、
- 預ける期間を決めておく
- 目的に合わせてプランを選ぶ
- 取り出し回数をできるだけ減らす
この3つです。
うまく使えば便利で、思っている以上にコスパの良いサービスです。
ここでは、料金が高くなると感じやすい理由や、ムダな出費をできるだけ減らす方法をまとめました。
なぜ料金が高くなると感じるの？
サマリーポケットの基本料金は「月額の保管料 ＋ 取り出し料金」です。
スタンダードプランでレギュラーボックスを半年預け、その後に取り出した場合、トータルは3,464円ほど。
それほど高い金額ではないと思います。
ただ、状況によって追加料金がかかることがあります。
- オプションサービスを利用した場合
- 重量オーバーした場合
- 3か月以内に取り出した場合
オプションは便利ですが、必要以上に利用すると追加料金が増えやすいです。
重量オーバーも気をつけたいポイントです。
特に本は重くなりやすく、知らないうちに制限を超えてしまうことがあります。
1箱あたりの重量制限は次のとおりです。
- レギュラー／アパレル／ブックス：20kg
- ラージ：25kg
- 大型アイテム：30kg
預ける前に重さを確認しておくと安心です。
また、預けてから3か月以内に箱を取り出すと、早期取り出しオプション料金 1,760円（税込）が加算されます。
入庫した月から4か月目以降だったら、通常の取り出し料だけで済みます。
料金が特に高くなりやすい3つのパターン
実際に多いケースは…
取り出し送料を想定していない場合
サマリーポケットは月額保管料は安く抑えられていますが、取り出し時に送料がかかります。
- 箱ごと取り出し：1,100〜1,320円
- アイテム単品取り出し：880〜1,320円
アイテムの取り出し回数が増えるほど、トータルが高くなりやすい仕組みです。
「とりあえず預けて、必要な時に単品で取り出せばいいか」という使い方だと割高になりやすいので要注意です。
スタンダードとエコノミーを使い分けていない場合
写真管理ができるスタンダードプランは便利ですが、エコノミーより割高です。
1箱あたりの差は小さくても、箱数が増えたり預ける期間が長くなったりすると、費用の差が大きくなります。
写真が必要ないもの、しばらく使わないものはエコノミーにまとめると、ムダな支払いを抑えられます。
長期間の預けっぱなし
いちばん多いのがこのパターンです。
便利なサービスなので、気づくと1年以上経っていたという方もいます。
特に写真管理のないエコノミーは、何を預けているか忘れやすいですよね。
毎月数百円でも、1年以上たつと1万円を超えることもあります。
あらかじめ戻す時期を決めてから預けると安心です。
1年以上預けるなら「いちねん割りパス」を利用すると少しお得になります。
サマリーポケットを安く使うコツ
知っているだけで数千円の差になることもあるので、しっかり確認してください。
最初の仕分けでスタンダードとエコノミーを分ける
- 写真管理したい物 → スタンダード
- 写真不要・長期保管する物 → エコノミー
この仕分けだけで毎月の保管料がかなり変わってきます。
取り出し頻度が低い物だけ預ける
取り出し料は高めなので、半年以上取り出さない物との相性が良いサービスです。
取り出しが多くなりそうな物は自宅に置いた方が結果的に節約になります。
まずは1箱だけ試してみる
いきなり何箱も預けるのは、不安がありますよね。
まず1箱だけ預けて、取り出しの頻度やプランの合う・合わないを確かめると安心です。
長期保管になりそうな箱は定期的に見直す
長く預けていると、忘れてしまいがち。
3〜6ヶ月ごとに見直すのがおすすめです。
スマホのリマインダーやカレンダーを使うと預けっぱなしを防げます。
取り出しはできるだけまとめる
単品取り出しは便利ですが割高です。
取り出す時期が重なりそうな物は、同じ箱にまとめておくと送料を抑えられます。
クーポンやキャンペーンを活用する
サマリーポケットでは、初めての人向けにキャンペーンを実施することがあります。
キャンペーンを利用すると、お得に預けることができますよ。
捨てるか迷う物は1箱にまとめる
迷う物は1箱にまとめて預けてください。
最低保管期間の3か月を過ぎた時点で「残す」「手放す」を決めると、保管料がふくらみにくくなります。
料金を抑えるための詰め方の工夫
料金が上がる原因の多くは「箱数が増える」「取り出しが多い」の2つです。
詰め方の工夫は、箱を増やさない・取り出しやすくするためにめっちゃ重要ですよ。
使用頻度ごとにまとめて入れる
サマリーポケットは 取り出しが有料なので、種類で分けるより、使う頻度でまとめた方が効率的です。
同じ時期に取り出すものをまとめると、取り出し料金を抑えられます。
空間のムダを減らす
箱数＝毎月の料金なので、隙間があるほど損します。
圧縮袋や小物のまとめ袋を使うだけで、箱の数を減らせます。
ただし、詰め込み過ぎて重量オーバーしないように注意してください。
取り出さない物だけの箱を作る
思い出品やコレクションなど、捨てられないけどスペースを占領するものってありますよね。
そういう物は、開封しない箱として1箱にまとめるという手もあります。
1箱だけなら、預けっぱなしでも負担も少なくて済みます。
いちねん割を利用すると、保管料も節約できますよ。
詰める前に一度並べてから入れる
一気に詰めると、「あ、これ入らないからもう1箱追加しよう…」となりがち。
詰める前に床に並べて…
- サイズ
- 重さ
- 使用頻度
- 圧縮できるかどうか
を確認してから箱に入れるだけで、1箱に収まる量が変わってきます。
まとめ
サマリーポケットの料金は、こちらの使い方に合わせて変わる仕組みです。
預ける量や取り出し方を少し見直すだけで、ムダな出費をしっかり抑えられます。
思い立った時にすぐ始められるのも、このサービスの良いところ。
暮らしの中で「ちょっと片付けたい」「スペースに余裕がほしい」と感じたときに、気軽に頼れる選択肢になります。
サマリーポケットは、あなたの第2のクローゼット。
無理のない範囲で取り入れて、毎日の生活が少しでも心地よく過ごせるきっかけになればうれしいです。